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固定相場制はどうなの?

中国でもごく最近までは固定相場制が採られていました。固定相場制とは、為替の変動を、固定もしくはごく小幅に限定する制度でペッグ制とも言います。 固定相場制のデメリットとしては、相場維持のために金利政策も連動している相手国に追随しなくてはならない点にあります。相手の国が利上げした時には、自国の景気動向や金融政策にかかわらず相手国に追随して利上げしなければなりません。 固定相場制には一つの国のみの通貨と連動させずに複数の通貨レートの平均値と自国通貨を連動させるものもあります。この固定相場制を通貨バスケット制と呼び、シンガポールなどもその一例です。 経済的基盤の弱い国や不安定な国は、ちょっとした経済変動でも為替レートが大きくぶれて不安定になってしまいます。そうしたことを避けるために固定相場制をとり、経済の基盤を安定させようとしているのです。




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